調査研究委員会 活動報告
調査研究委員会の活動目的は、将来のデジタル社会を想定し、そこで求められるトラストサービスの姿や解決すべき課題を探るため、トラストサービス関連技術の内容や最新動向の調査研究を行うことです。調査研究委員会内での勉強会の実施や、テーマに関連する他の委員会との共同の勉強会や意見交換の実施などを通じて議論を行います。
これまでの活動では、eシールに関わる調査研究を行い、eシールを実用化する際の技術や運用に関わる広範な課題を洗い出し、全体像を俯瞰しました。そして、その結果を解説書「eシール解説~実用化に向けて~」としてまとめ、公開しました。解説書で示した個々の課題は、より深掘りし専門性を高めた検討を各委員会やワーキンググループで行っています。
現在、調査研究委員会では、トラストサービスに関連したアイデンティティ技術の動向として、欧州ENISAの報告書「Digital Identity: Leveraging the SSI Concept to Build Trust」や欧州デジタルアイデンティティウォレット(EU DIW)に関する調査を行っています。これらの動向は欧州におけるeIDやトラストサービスの動向に強く影響を与えるものと考えられ、日本のデジタル社会やトラストサービスの将来像を考えるうえでも重要なものです。
公開資料
活動状況
- 毎月開催
活動履歴
- 2022年10月 eシールを実用化する際の様々な課題を整理した報告書「eシール解説~実用化に向けて~」を公開
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2023年3月8日
「eシール活用セミナー(Webninar)」を開催
「eシール解説~実用化に向けて」の解説を実施 -
2022年7月〜
以下の調査活動や勉強会を実施
- ENISA報告書 Digital Identity: Leveraging the SSI Concept to Build Trust (2022.1)
- Decentralized IdenityとVerifiable Credentialsの委員会合同勉強会 -
2023年5月〜
以下の調査活動や勉強会を実施
- EU Qualified Qualified Website Authentication Certificate (QWAC)とExtended Validation (EV)証明書の動向
- The European Digital Identity Wallet Architecture and Reference Framework (ARF v1.0.0)