JDTFから発行している公開資料で使用している用語についての解説を行っています。


用語 内容 典拠
eシール 組織が管理している秘密鍵によるデジタル署名データです。
付与対象の文書について、発行元を特定し、付与以降の改ざん検知が可能です。
eシール利用者GL
eシール署名鍵 eシール生成時に対象データの暗号処理で使用する秘密鍵です。 eシール利用者GL
eシール用電子証明書 第三者機関である認証局が、eシール署名鍵の管理組織の実在確認をして発行する、署名鍵のペアである公開鍵を含む電子証明書です。 eシール利用者GL
エコシステム 同じ分野の企業の製品同士が連携する、あるいは異業種の企業が、それぞれの技術やノウハウを共有しながら収益を上げる構造です。
公開鍵暗号方式基盤(PKI:Public Key infrastructure) 暗号鍵の生成時に、鍵のペア(秘密鍵と公開鍵)を生成し、一方の鍵で暗号化されたものは他方の鍵でのみ復号できる公開鍵暗号方式を利用した暗号基盤です。
第三者である認証局が、対象秘密鍵の管理者の実在を確認し、公開鍵を含む電子証明書を発行することで、当該電子証明書の検証により、秘密鍵の管理者を特定する仕組みです。
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処分通知 行政機関が行う許認可(例:道路占用許可証)などの通知
Society5.0 サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会を指します。
タイムスタンプ 対象文書に、第三者であるタイムスタンプ局が管理する信頼のおける時刻を付与し、タイムスタンプ局の秘密鍵によってデジタル署名されたトークンです。
対象文書が、その時点に存在したことと、その時点以降の改ざん検知が可能です。
日本では、総務省告示によって適正な信頼性を確保した事業者を認定する制度があり、安全・安心なタイムスタンプが提供されています。

タイムスタンプについて | 総務省
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/ninshou-law/timestamp.html
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デジタルトラスト デジタル空間において、人・組織・モノ・データ・プロシージャ・システムが、ステークホルダーからの信頼を得られている状態を表します。
捕捉) デジタル空間における信頼とは
・実現できる社会像:デジタル空間における経済活動を安心して行えるとステークホルダーが認識している状態
・実現する手段:データの生成および利用者の真正性や完全性が、当事者及び第三者による検証により確立されるとともに、プロシージャ・システムが意図したとおりにふるまっていることが当事者及び第三者により検証されること。
JDTFとして定義
推進部会/ルール形成委員会
デジタル署名 公開鍵暗号方式基盤(PKI)を利用して、電子文書が信頼できることを証明する技術です。対象の電子文書を一方向関数で一定の数値にしたものを秘密鍵で暗号処理することで、なりすまし、改ざんを防止します。 eシール利用者GL
電子署名 自然人が管理している秘密鍵によるデジタル署名措置です。
署名対象の文書について、自然人本人の意思表示が可能です。
電子署名法7にて、本人のみが付すことができることを適正に管理することで、対象文書の正当性を推定することが認められています。

電子署名及び認証業務に関する法律(電子署名法)及び関係法令|デジタル庁
https://www.digital.go.jp/policies/digitalsign_law
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トラストサービス オンライン環境における、電子取引の信頼を高めるためのサービスです。
電子署名、eシール、タイムスタンプ等の、対象文書の完全性を保証するサービスです。
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ベースレジストリ 行政又は民間におけるサービスの共通基盤として利活用すべき又は利活用可能なデータ群であって、行政機関等が正当な権限に基づいて収集し、正確性や完全性の観点から信頼できる情報を基にした、最新性、標準適合性、可用性等の品質を満たすものです。
現在、法人番号公表サイトが指定されています。今後、より充実されることが期待されます。

国税庁法人番号公表サイト | 国税庁
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
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